口腔外科 ORAL SURGERY
顎関節症候群について
顎関節症候群は、幼児から年配者まで、
あらゆる年齢層の方に見られる症状です
顎関節症候群は、顎の関節が原因で開口範囲の制限が出るなどの症状で、顎関節疾患という用語は顎の筋肉、及び関節の機能障害に対して広く用いられています。
この症状は、幼児から10代の少年少女・青年・壮年・年配者にいたるまで、あらゆる年齢層に分布しています。
顎関節は、人体の中でもっとも複雑かつ使用頻度の高い関節で、1日に2,000回以上も往復する動作が繰り返されます。
顎関節症候群の特徴
- 顎関節の動きに伴うはっきりとしたノイズの発生
- 顎を完全に開ききる際の痛み
- 開口範囲の制限
- 歯の食いしばりや歯ぎしり
- 顔面の痛みや顔面の筋肉の疲労感
- 耳の感染症が原因ではない耳の痛み
- 一時的に顎が「開いたまま動かなくなる」ようなロッキング現象
- 耳鳴り
- 頻繁な頭痛
顎関節症候群の原因
- 喪失歯、または曲がった歯
- 過蓋咬合
- 咬合異常(上下の歯の噛み合わせが悪い)
- 変形性関節炎
- むち打ちなど頭部または頸部の様々な負傷
- ストレスによる歯の食いしばり(歯ぎしり)、及び筋痙攣
顎関節症候群の治療方法について
咬合異常が明らかになった場合、噛み合わせ及び、顎関節の位置を改善するための調整作業が必要となります。
短期的な治療としては、痛みや筋痙攣を緩和するための薬剤などの処方があります。
また、日常生活からの改善が必要になる場合がありますので、適切なアドバイスをさせていただきます。
ごくまれなケースですが、顎関節疾患の治療のために外科的処置が必要になる場合があります。
ですが、外科的処置はそれ以外のすべての治療方法を充分に試みた後にのみ、適用することが望ましいと考えております。